Microsoft Flight Simulatorの開発チームが機能を紹介する、機能ディスカバリーシリーズの第七弾、「マルチプレイヤー」が公開されました。
1.現実世界とつながるオンライン機能
現実の航空トラフィックのデータを受信、フライト中の世界に表示する機能が紹介されています。
トラフィックデータの受信が一時的又は恒久的にオフラインになった場合も、AI航空機として飛行・表示を継続します。
2.マルチプレイヤーのモード
Microsoft Flight Simulatorのマルチプレイヤーには下記の大きく二つのマルチプレイヤーのモードがあり、ニーズに応じて切り替えが可能です。
ライブプレイヤーオンリー
現実の時間・天気の設定を強制するモードです。
オンラインATC等、ルール・環境を統一したい場合に使用できます。
すべてのプレイヤー
このモードをONにするすべてのプレイヤーの航空機が表示されるモードです。
一番簡単なモードで、個々の時間帯設定・天候設定は自由に決められます。
また、気の合う仲間同士のみでフライトできる、グループ作成機能が用意されています。
(グループで飛ぶ場合は、グループ作成者が時間帯・天候を設定できます)
3.テクノロジー
Azureを使用し、世界各地にネットワークサーバーが構築され、クラスタを構築しています。
オンラインを選択すると、通常は自動で最も近いサーバーが自動選択されます。
グループで飛行する場合などで、手動でサーバーを選ぶことも可能です。
現実の航空トラフィックの表示について、現実では数十万を超える数のフライトが行われており、シミュレータ上では更にオンラインのプレイヤーのトラフィックも加算されます。
この中でプレイヤーに表示されるのは、半径200km以内の最も自機に近い50機となり、サーバーが自動で選択します。
更に実際にシム内の画面に表示される航空機の数は、グラフィック設定で調整が可能です。
スムージングについて、デッドレコニング補完等の専門的な技術を使用し、Pingが異なるプレイヤー間でも、スムーズな同期が行われるシステムが使用されています。