Microsoft Flight Simulatorの開発チームが機能を紹介する、機能ディスカバリーシリーズの第三弾、「エアロダイナミクス(空力学)」が公開されました。
ビジュアルに目が向きがちですが、フライトシミュレーターがシミュレーターであるためには、現実の航空力学、物理現象をどれだけ高精度に再現できるかが一番重要です。
開発中のMSFSでは、歴代のMSFSシリーズのシミュレーションシステムから、ほぼオーバーホールしているといえる機能強化が行われています。
コア物理エンジン
傾斜滑走路のサポート強化、地面材質によって変化する摩擦や滑走について、より顕著な影響のシミュレーションなどの強化
航空機システム
姿勢指示器の中のボールの動作のリアル化、アイシングの表現と影響の強化など。
機能強化について、実在航空メーカーとのレビューを実施。
航空力学
機体あたり1000箇所の表面シミュレーションの実施、気圧や気温による影響、ストール、フラットスピンのシミュレーション
大気のシミュレーション
3Dの流体シミュレーションをサポート。雲による乱気流、嵐やスーパーセルのネイティブ対応。
3D流体により、雲、建造物、地形への衝突によって変化する流体変化の様子が確認できるサンプルが、動画内で公開されています。