Pacific Islands Simulation マニラ ニノイ・アキノ国際空港 レビュー

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本稿では、2014年6月にPacific Islands Simulation(以降PIS)からリリースされた、フィリピン、マニラ、ニノイ・アキノ国際空港(RPLL)シーナリーの紹介・レビューを掲載いたします。

空港について

ニノイ・アキノ国際空港は、フィリピンの首都・マニラの中心部に位置する空港で、1935年に開港したGrace Park Airfieldをルーツとしています。
元々はマニラ国際空港と呼ばれていましたが、1983年に同空港内で暗殺された政治家を偲び、1985年に、彼の愛称であった「ニノイ・アキノ」の名を冠する空港名に改称されました。
フィリピン国内では最大の空港であり、フィリピンの空の玄関口を担っています。
日本からも、日本航空・全日空などから直行便が運行されています。

シーナリーについて

フライトシマーとしても、フィリピンを行き来する国際フライトを計画するのであれば、当然この空港が拠点となるでしょう。
こうした重要さから、PISも本製品の制作にはかなり力を入れており、その結果、本製品はPISのシリーズの中でも最大規模のスケールを誇ります。
シーナリーは、空港とその周辺だけではなく、マニラ市街地が含まれています。
本製品は、FSX、又はP3D V2に対応しています。

インストーラー

インストーラーのサイズは1.21GBです。
一般的な対話型インストーラーであり、特に複雑な操作はありません。インストール前にsimmarketの標準的な製品認証が行われます。
インストール後は、1.34GBのデータとなります。

マニュアル

5ページのPDFマニュアルが付属します。
空港の簡潔な情報、インストール・設定に関する情報が記載しています。

ユーティリティツール等

設定ユーティリティなどは付属しません。

空港シーナリー

グラウンドテクスチャ

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空港敷地内全てに、本シーナリー用のカスタムテクスチャが使用されています。デフォルトの滑走路やエプロンでは出せないリアリティが味わえます。
また、草地面の一部には雑草のオブジェクトが使用されています。

建物

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筆者は本空港に実際に足を運んだことはなく、細部までの精度については言及できませんが、ひと通りの空港ターミナル、貨物ターミナル、格納庫、周辺建造物が再現されているようです。
モデリング・テクスチャも丁寧に作りこまれています。

オブジェクト

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タクシーサインは全てシーナリーオリジナルオブジェクトとなります。
PAPIライトユニット・誘導路灯も再現されています。
パーキングエリアの車両・貨物コンテナ等の表示は、控えめです。

アニメーション

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標準ではボーディングブリッジは固定されており、動きません。
PISは次のAESアップデートで、本製品の対応を予定しています。
AESにてアクティベート後は、ボーディングブリッジが稼働することでしょう。

周辺シーナリー

グラウンドテクスチャ・建造物・ランドクラス

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空港周辺だけでなく、マニラ市街地までの広大な範囲が収録されています。
地面テクスチャはフォトリアル、建造物はオリジナルオブジェクトとカスタムランドクラスが使用されています。

昼と夜、季節の違い

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各グラウンドテクスチャについては、季節ごとの差分データは用意されていません。
南国ということもあり、一年を通してほぼ同じ気候であるため、大きな違和感は無いでしょう。
空港、周辺都市共に、夜間テクスチャ・ライティングが丁寧に表現されています。
首都のきらびやかな明かり、空港の色とりどりの灯火類に囲まれながらの夜間着陸は、きっと楽しいひとときとなることでしょう。

パフォーマンス

PISシリーズの大きな利点である動作の軽快さは、今回も健在です。
収録規模が大きいためやはりある程度のパフォーマンス低下が発生しますが、ここまで紹介したクオリティに対して、その落ち込みが想定以上に少ないことに驚きです。
筆者の動作環境(i7-3770K、DDR3 16GB、GTX590、フレームレートを30fpsに制限)にて、同空港にPMDG 777で進入時、フレームレートは約20前後で安定しています。
この程度の落ち込みであれば、離着陸の操作に支障は発生しないでしょう。
パフォーマンスを大きく削るPMDG製品でこの結果となるので、その他の機体であれば、さらに高いフレームレートを維持できることでしょう。

総評

「動作の軽快さと高品質の両立」で評価を得ているPISのモットーは今回も健在でした。
折しも、PMDGから777-300ERがリリースされ、これからのエアライン系FSX界隈は、国際線フライトが賑やかとなることでしょう。
マニラは成田からは約4時間と、国際線としては比較的短距離です。
777-300ER及び国際線フライトの練習を、本製品を導入した上で楽しんでみてはいかがでしょうか?

About SEN_SEI_SAN

なかなか飛ぶ時間が作れないフライトシマーです。 エアラインフライトをメインに活動しています。 時々、ニコ生でフライトを放送しています。

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